中国最大のEC商戦日 独身の日(W11)

コロナ禍においても売り上げの増加が見込まれる中国最大規模のECショッピングイベント

中国では、毎年11月11日を「独身の日」としています。「光棍節(こうこんせつ)」や「双十一」とも呼ばれ、若者を中心とした独身の人達が集まって様々なお祝いをする日とされています。2009年、中国のEC大手のアリババグループが自社のECサイト「淘宝商城」(現Tmall(天猫))にて大規模なセールを開催しました。この時のセールの売上が非常によく、次第に他のECプラットフォームも注目するようになり、中国で最大規模のEC商戦日となっています。コロナ禍での開催となる今年、アリババは打撃を受けている企業の支援として、11月11日以外に11月1日〜3日をセール日として設定しました。2020年の独身の日セールは合計4日間となることから、セールに参加する企業数や利用者数も例年を上回ることが予想されます。

W11の由来は?

「独身の日」とは、中国の光棍節(こうこんせつ)の別名であり、11月11日にシングルであることを祝う日として認識されています。 「光棍」は中国で独り身を、「節」は祝日を意味しています。「W11(ダブルイレブン)」・「シングルデー」といった言葉で呼ばれることもあります。 法定祝日ではなく、若者が楽しむためのイベントとして親しまれています。

ECイベントとしてのW11

若者たちが「独身の日」を楽しむ様子に目をつけた中国の大手ECサイト「アリババ」が、デートができない独身者に、この日はネットショッピングを楽しもうと呼びかけ、2009年11月11日にECセールを開催しました。 「独身の日(W11)」は日本では馴染みのない風習でしたが、メディアで紹介されたことで様々な業界が注目するようになりました。

2020年の独身の日はどうなる?

コロナ禍での開催となる今年は、アリババは独身の日セールを当日だけでなく、11月1日〜3日にも開催しています。 販売期間を拡大することで商品や自社ブランドをアピールする機会を増やし、新型コロナウイルスによる影響を受けている企業や店舗を支援することを目的としています。 年々取引額が増加している W11セールですが、今年も大幅な取引額増加が見込まれます。

越境ECに加えて各種訪日中国人対策を見直す

EC市場規模が大きく、日本製品の人気が高い中国。今後も成長性が期待できる中国EC市場は、越境ECの導入を考える企業にとって重要な存在です。 観光を目的とした往来の再開の目処はまだたっていませんが、需要回復の際には再び多くの中国人の来訪が予想されます。 コロナ禍を経て新たなニーズも出てきていることから、2021年に向けた訪日中国人対策の見直しも必要だといえます。

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